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東大産学連携企業株式会社リッテル

第31回マイニング探検会を開催しました

第31回マイニング探検会

http://www.facebook.com/events/497968560223906/

 

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日時 1月11日(金)19:00-21:00

場所:国立情報学研究所 20階講義室1

(いつもと場所が異なります)

 

スケジュール:

  1. 19:00-20:00 合宿報告
  2. 20:00-20:30 清田先生のお話
  3. 20:00-20:50 次回以降どうするか、合宿の日程、各班のゴール設定など
  4. 20:50-21:00 来月の開催場所(OR開催日)

係分担:

  • 記録係:嶋田
  • 中継係:嶋田
  • 懇親会係:関戸
  • タイマー係:日向野

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12月に町屋で合宿開催。

3チームのうち、2チームで開催。

マイクロボランティア班、レファレンス班

 

◆マイクロボランティア班からの報告

・学校図書館で利用者から本の感想などを集めて、本を選びやすくしよう、という企画

・京都の合宿では、総合展で大向かい先生から話の合った、ペルソナという手法を実践してみた

・そもそもOPACを触っていない?という話も。

・アンケートの仕組みを考えた時に、専用のPCを1台用意するのはハードルが高い。

・入力インターフェイス、どんなアンケートをとる仕組みを用意すれば、データがとりやすいのか?

→返却ボックス方式→司書の負担が高い、が、コストはかからない

→メールを送って、返信してもらう→生徒の負担少ない、司書の負担も少ない、コストが高い

→OPACにフォームを作る→生徒の負担少なくない、司書の負担も多い

・誰にとって、負担が少ないのか、マトリクスを使って検証

・負担は必ずどこかにかかる

・負担をチャラにしてくれるインセンティブについて考えなければならない?

→インセンティブデザインを考えるように

・司書へのインセンティブ

→選書の補助になるようなデータが取れる

・利用者へのインセンティブ

→入力後にフィードバックがある

→全国の図書館での比較ができる

・京都での発表の結果

・学校図書館はユーザが固定している。

・学校図書館でやることのメリット。そのためのインセンティブデザインを考える。

・学校図書館では、返却時の画面は使えない。

→メール+フォーム方式の場合、高校生はメールアドレスを持っていない、メールアドレスを学校が把握していない、携帯持ち込み禁止

→一番現実的なのは、返却ボックス形式。まずはアナログで。ただし、司書の負担がある。司書のインセンティブデザインが課題。

 

質疑

・電子ブックからのアプローチは考えているか

→話し合いの中では全然検討していない。現状では成り立たない部分がある。

→逆にもっと楽にデータが取れるのではないか。たとえば、マーカーを引く、その人がどこに興味を持ったのか、というデータがとれる。

→学校図書館でやろうとしたときに、電子ブックでやれるかどうか、という問題はある

→今の方向性では難しいのではないか。

・ターゲットはどの館種か?

→高校図書館では難しいのではないか。私立のやる気のある図書館を巻き込んでやるといいのではないか。

→小学校はあまり考えていないのか?

→図書館システムが現実に導入している館があるか?→小学校も導入している

・返却時の混雑、というのがよくわからない。混雑時までデータをとらなければならないのか

→休み時間だけに集中するような館では、課題になる

・子供たちからデータを収集するという時に、返却時以外にも取れる機会がある

→授業中に取ることも可能

→図書室に感想を書いてもらって、箱に入れてもらうことも可能。

→小学校?高校は紙ベース

・対象は誰? つまりは利用者のためのシステム?

→利用者のためのシステム。ただ、そのためには、司書の協力も不可欠なため、司書のインセンティブも必要

・こういう発想で、子供からデータを集めようというのを、考えたことも、聞いたこともなかった

→このようなデータが集められるのであれば、のどから手が出るほどほしい。

→今のアイディアが実現すると、司書としてはうれしい。

 

◆レファレンス班

質疑

・小学生より、中高生の方がいいかもしれない。小学生は対面の方がいい

・小学校でやっているところも、多い。図書館クイズという形。

→本を使って調べる、ということを目的としているが、レファレンスにまでつながるといい。

・レファ協の参加館に学校図書館は実験参加なので、使えるデータが少ない

・やってみたい、という最初のテクニックをどうするか。

・郷土だと地域性がある

・福井県立の覚え間違い集のように、笑える要素もあるといい

・レファ協に子供のレファレンス事例がどれくらいあるか?

 

◆清田先生から

・情報検索システムの評価尺度

ー正解テキスト(A) 正解かつヒット ヒットしたテキスト(B)

ーー再現率(R)と精度(P)

ーー精度の方が、今は重視されている

ーーニーズに応じた検索システム

・現実のWeb検索エンジンの使われ方

・現実のモデル

ー検索質問→情報検索システム→ヒットしたテキストの集合

・検索システムの研究

ーシステムへのフォーカスと、人間へのフォーカス

ーーユーザによるフィードバック、適合性評価

ーーログ解析 ユーザのニーズを満たせたかを解析

・ユーザのニーズをどう扱うか

ーー検索キーワードがユーザのニーズを表している?

ーー検索結果がユーザのニーズを表している?

→現実はそんなに単純ではない

・タスクの中で、ニーズが生まれてきて、それを言語化する。それをシステムの入力に適したクエリにする。

・検索結果を見ながら、クエリを変更していく

・検索結果から、ニーズそのものも変化していく

・クエリの裏にあるニーズ

・ニーズを理解するためにはどうしたらいいのか

ー正解はひとつではない。が、いくつかのフレームワークはある。

・さがす目的の階層

ー動機、ドメイン分野、テーマ、行動

・Cf.ダイアログナビ

ー対話セッションの評価

・実際にサービスを始めた時に、どう評価をしていくか。サービスの本質に照らした、評価指標をとっていく。

 

質疑

・顕著な失敗というのは、具体的はどんなことか

→こういう質問が来た時に、無関係な回答を返す、というのがわかる

・成功と、失敗はどのように判断するのか

→問いかけに対して、まったく違った答えを返す

→固有の回答が返るはずの質問の回答で、判断する

 

◆次のテーマの相談

・ログデータの分析手法

→ログはどれを想定?

→アパッチなど、サーバログ

→見る機会はあるが、よくわからない

→ちゃんと分析手法がわかると役に立つのでは?

・ユーザーインタフェース

・仕様書を書くための知識

?信頼性、コスト、仮想化

・ほか?

 

OPACに、自然文で質問を入れている。将来的には、OPACがそれに対応する必要がある。

意見多数で、ログデータ分析を。

 

◆ほか

・年会費 1月?12月なので、今までのとおりでよいか

→変更するところもないので、そのままでいいのではないか

・合宿

→年2回

→それぞれの班が同じように進んでいく必要はない。個別に、合宿をやるのはあり

→何月にやるのがいいか。2月?5月?

→総合展の発表を考えると、5月くらいがいいのではないか。で、9月に最後の詰めで、もう1回。

・各チームのゴールを何にするかを決める

→総合展なのか、実際にサービスを作るのか、その他なのか。

・作りこみのフェーズに入る場合に、個別に行っていくものか?

→どれだけ、巻き込めるかという問題がある。

・レファレンス班は当面、アナログで、セットを作っていく

・マイクロボランティア班は、協力してもらえるところがあるのであれば、仮想でOPACを立てる、アナログでやる、というような感じで、データを集めることは可能

・青い鳥文庫、が人気。それだけに限定して、集めると、講談社は喜ぶのでは?そういう感じに巻き込んでいくことも可能性としてはある。

・そもそもマイクロボランティアってなに?

・キュレーション班は?

→総合展ので意見をフィードバック

→ニーズはあるの?

→スキルの登録をしよう。スキルのマッチングができるシステム作り。

→大雑把なスキルではなく、粒度を細かく、見つける人も見つけやすい

→ニーズ調査も含めてできるかどうかを検討したい

→どういったデータがあるのか、どういったデータがとれるのかを、サンプルを入手して、検証したい

→まだまだ作り込には遠いが、作り込をしていきたい。最終的にはビジネスにしたい

 

次回、2月8日で仮決め

場所を確認 現時点では、場所未定