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東大産学連携企業株式会社リッテル

第12回マイニング探検会を更新しました

== 日時 ==
2011年4月22日(金)19:00-21:00

== 場所 ==
株式会社ネクスト 本社 3階会議室1

= 今回の内容 =

* 清田さんより話題提供「リスクテイクについて考える」
* [[テーマ]]一覧のうち、以下の1チームからの発表
** [[メタデータつなぐ系]]
*その他
**LODAC MUSEUM SPARQL ENDPOINTの紹介
**青空文庫連携構想
**今後の予定、ほか

== 記録 ==
* twitterハッシュタグ→ #mitan
* ustream→ 第12回マイニング探検会 on USTREAM: . http://www.ustream.tv/channel/mitan12 (アーカイヴあり)

== リスクテイクについて考える(清田さん) ==
*プレゼン資料→http://www.slideshare.net/ykiyota/12-7727591
*(株)ネクスト リッテル研究所
**研究テーマ、要素技術、考え方、清田さんの研究方針
*清田さんの経歴
**ご自身の経歴から、リスクを積極的にとることを選ぶ。
*リスクとは?
**基本的に未来のこと。
**失敗の可能性だけをリスクととらえるのは誤解。
**失敗に限らず、成功も含めた将来の振れ幅をリスクととらえる。
**いちかばちかの大勝負より、数多くチャレンジすることでリスクはある程度の範囲に収斂していく。
**人生はギャンブルそのもの。安泰な人生はない。リスクを主体的にコントロールすることが大事。
=== Q&A ===
*→「リスクテイク」という言葉に語弊があるのかも。リスクをマネジメントする視点が必要。
*→ビジョンがあって、そこからリスクを認識しコントロールするリスクをテイクするというステップがあるのでは。
**→ビジョンは大事。例えば、三木谷さんの起業には、阪神大震災を経た独自の世界観があった。世界観・価値観の実現から逆算してリスクをとっていく。
*→例えば、書籍業界は、出版側は個々にリスクマネジメントをしないで、取次を中心とするシステムがリスクをテイクしているような構造。清田さんのように個人でリスクをテイクできる人はどの程度いるのか。
**→ネットや勉強会等の活用で、個人でもリスクをとりやすい環境が整ってきている。個人でリスクを取っている人は必ずしも能力が優れているからとは限らない。また、組織のなかでも個人が積極的にリスクをとることが組織としても大事なこと。
*→検索とリスクを組み合わせて考えると、リスクを判断するための情報源として、個々の検索結果は断片的で評価しづらい。結局は、団体や組織レベルが発表する単位の情報でリスクを判断することになる。
**→ロボットのフレーム問題と似ている。問題解決に必要な情報粒度の問題。
**→情報をどこまで細かく見るかは、価値観にも依存する問題。

= 「メタデータをつなぐ」グループの報告(日向野さん) =
*プレゼン資料→http://www.slideshare.net/tduhigano/maitan12-7752310
*おなじ実体を示すID同士の対応表をつくる。
**各機関のサイトをID対応表でつないでより多くの情報を得ることができる。
**各機関のサイトのデータを統合して名寄せ成果を共有する。
**MediaWikiで対応表システムを開発した。(まずはフォーマット作りから)
**修正が即座にできる、信頼性に問題あり。大量なデータの確保については、各機関からの提供を促す。
=== Q&A ===
*→メタデータ利用のフェーズで想定しているインタフェースはどのようなものか。
**→CSVや、DBペディアのようなメタデータ提供がいいかも。いずれにしても、なんらかのフォーマットは必要。
*→データをメンテナンスする人手の確保が課題。
*→自分のデータではない他人のデータを直すことに対する心理的障壁を減らす方策はないか。
**→Wikiなのですぐに修正ができるというのが心理的な障壁を減らすかも。
**→人手の編集に頼らず、データの利用実態(クリック等)などから、技術的に対応関係を判断する仕組みも考えられる。

= LODAC MUSEUM SPARQL ENDPOINTの紹介(矢代さん) =
*大学共同利用機関法人情報・システム研究機構プロジェクトの一部
*美術情報を中心としたLinked Dataサービス
**60,000作品・作家・所蔵館のRDFデータ
*SPARQLとは、RDFデータの問い合わせ言語
*SPARQL ENDPOINTとは、RDFを取ってくる先(API)
*データの収集先がこういった利用を想定していないので、RDFへの変換がうまくいかない例が多数ある。
*試してみたい方はご連絡を。

= 青空文庫連携構想(外崎さん) =
*被災地支援に青空文庫を使用する(青空文庫で提供するデータから書誌を生成する)。
*被災地で大学図書館が青空文庫の電子書籍を提供し、スマートフォンなどの利用環境をつくる。
*現地の企業などに呼びかけて印刷等を依頼し、学校図書館や地域の図書館で使う。
*まだ構想段階。ご意見ください。

= 今後の予定、ほか。 =
*合宿
**土日にするか、日月にするか。
***日月か?候補を出して出欠を募る。
**成果を図書館総合展に。
*新規メンバー
**今後増やしていく。
**幽霊部員は排除。
*Code4libのスポンサー募集中。
*SaveMLAKでWiki祭り開催予定(4/24)。