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東大産学連携企業株式会社リッテル

第1回マイニング探検会を開催しました

去る4月9日に、リッテルがスポンサーとして協力しているマイニング探検会の第一回が開催されました。


記念すべき第一回目のマイニング探検会では、参加者全員が図書館業界・出版業界といった業界の枠を一歩飛び出して、新たなアイディアを熱く語り合いました。

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第一回マイニング探検会では、次のような話題が挙がりました。

●ハッカーのおもちゃから一般の人を巻き込んで爆発的に成長したものがWebといえる。Web=究極の暇つぶしツール,知的ゲーム。参加者の数が価値になり、多くの人々の人生に新しい意味を与えたと言えるのではないか。

●図書館も一種の知的ゲームの場ではないか? 図書館は価値あるゲームを社会に提供することで意味を与えられてきたが、今の時代Webによって代替されつつある。新たな知的ゲームを創造すべき時期にきている。

●新たな知的ゲームを創造するためには多くの人々を巻き込む仕掛けが必要となる。そのうえで、エンターテイメント要素を盛り込むことも大事になってくる。そして、Webがもつ価値を利用するためにルールとテクニックを知る必要も出てくる。マイニング探検会からそういったルールとテクニックを知り、新しいWebサービスのプロデューサーになる人材が出てくることを期待したい。

●Google mapsを使った「食べログ」のマッシュアップサービス、所蔵図書館マップを同時に表示できる「Library Mapplet」といったようなサービスがAPI(Webサービスの運営者によって提供される,サービス内部の機能やデータを利用するためのインターフェース)をうまく利用したサービスとして存在する。新しいWebサービスを創り出していくには、APIに対する理解とその有効利用が鍵となってくるだろう。

このような話に続いて、図書館の未来を案ずる意見も挙がりました。

●RSSを配信することでWebサイト訪問者は増える傾向がある。

●RSSがもたらすメリット同様、OPACに代表される図書館の検索システムAPIを公開することにより、その検索システムからの集客効果は大きいのではないか。

●図書館離れの現状があり、さらに図書館離れが進むという懸念がある。

●図書館であれば、読みたい本が貸出中のことがある。そのため、今現在Amazonを経由して、書籍を購入する人が増えている。今後電子書籍が一般化してくると、実際の図書館に足を運ぶ人は一層減少することが予想される。このまま図書館が変わらなければ、図書館は廃れるのみ。

●図書館が公共機関として提供できる価値を考えながら、APIを積極的に公開していくなど、ITを活用していくという姿勢が必要。

参加者の方々が、今後の図書館の在り方についていかに真剣に考えているかが伝わってきますよね。みなさんも一緒に図書館の将来を考えましょう。